受講内容について

講義

本講座の講義は、以下のラインナップで構成されており、それぞれの講義を、各講師オリジナルスライドによる各講師自らの解説で学ぶことができます。

講義1「PARS-TRの実施資格と用途」

(井上雅彦:鳥取大学医学系研究科臨床心理学講座)

講義2「自閉スペクトラム症の特性」

(神尾陽子:お茶の水女子大学,発達障害専門センター)

講義3「自閉スペクトラム症の診断」

(内山登紀夫:大正大学心理社会学部臨床心理学科,よこはま発達クリニック)

講義4「PARS-TRの尺度構成と評定システム」

(安達潤:北海道大学大学院教育学研究院臨床心理学講座)

講義5「PARS-TRの評定方法」

(安達潤:北海道大学大学院教育学研究院臨床心理学講座)

講義6「PARS-TRの尺度特性」

(行廣隆二:京都先端大学人文学部臨床心理学科)

すべての講義を受講した後に学習チェックテストがあり、合格ラインに到達すれば、次の「実践演習」を受講することができます。

実践演習

実践演習は、①評定に際しての観点や留意点の説明、②仮想事例によるインタビュー例、③仮想事例の評定結果とその解説、の3パートから構成されており、PARS-TRのすべての項目について、これら3つのパートが用意されています。受講者は、①で当該項目の評定説明を視聴した後、②のインタビュー例により、実際に評定を実施します。その後、自らの評定結果を③の冒頭で答え合わせした後に、記載されている評定の解説を読むことで、受講者の評定作業を再確認することができます。

私たちは、この実践演習を受講することを通じて、受講者がPARS-TRを実践的に活用するスキルを身につけてもらうことを期待しています。すべての項目の視聴が終了した後、受講者の評定と模範評定の一致率が示されます。合格ラインに到達していれば、本講座を所定の基準で完了したことを証明する修了証を得ることができます。